【まとめ】新型コロナウイルス感染拡大の影響による鉄道運行状況〜イギリス編(2020年11月20日現在)

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、イギリス(イングランド、スコットランド、ウェールズ)国内で鉄道などの公共交通機関で移動する際、マスクなどのフェイスカバーを持参・着用することが義務付けられています(免除されている場合および11歳未満の子どもを除く)。違反すると6,400ポンドの罰金が課せられる可能性があります。

セント・パンクラス・インターナショナル駅に停車中のユーロスター
セント・パンクラス・インターナショナル駅に停車中のユーロスター

移動の前後にはの手指の消毒を行い、駅・ホーム・列車内では社会的距離を取ることが求められています。また、事前に計画を立て、混雑していない時間帯に利用することが勧められています。

多くの鉄道路線は従前と変わらず運行しています。以下に主な変更を記載していますが、それ以外の路線においても列車本数の削減や運休が発生している場合があります。事前に鉄道事業者のウェブサイトなどでご確認ください。

新型コロナウイルス感染拡大による鉄道運行の主な変更内容

ロンドン交通局(ロンドン地下鉄)

  • 地下鉄ウォータールー&シティ線は当分の間運休します。
  • 地下鉄の深夜運行は行っていません。

ユーロスター

  • ロンドン〜パリ間は1往復のみ運転中です。
  • ロンドン〜ブリュッセル間の直通列車は月〜金曜に1往復のみ運転中です。
  • ロンドン〜ロッテルダム・アムステルダム間の直通列車は土・日曜に1往復のみ運転中です。
  • ロンドン〜マルヌ=ラ=ヴァレ・シェシー(ディズニーランド・パリ)間の直通列車は運休中です。
  • エブスフリート・インターナショナル駅、アシュフォード・インターナショナル駅、カレー・フレタン駅には停車しません。
  • 鉄道を利用して国境を越える場合、フォームの記入または検疫が必要な場合があります。

ガトウィック・エクスプレス

  • 全列車、当分の間運休します。なお、ロンドン・ガトウィック空港へ乗り入れるサザンまたはテムズリンクの列車は運行しています。

ヒースロー・エクスプレス

  • 列車本数を削減し、30分間隔で出発する特別ダイヤで運行しています。

スタンステッド・エクスプレス

  • 列車本数を削減し、30分間隔で出発する特別ダイヤで運行しています。

カレドニアン・スリーパー

  • ロンドン・ユーストン〜エジンバラ、インヴァーネス間のみ運行しています。
  • ロンドン・ユーストン〜グラスゴー、フォート・ウィリアム、アバディーン間のルートは運休中です。

グランド・セントラル

  • 2020年12月2日(水)まで全列車運休します。

ハル・トレインズ

  • 2020年12月2日(水)まで全列車運休します。